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剛柔自在! 華麗かつ優雅

 日大剛柔流空手部の主将の傍ら、同時に大山道場での指導にもあたっていた石橋雅史先生。

 

 その空手はまさに「剛柔」で「激しさ」の中に「柔らかさ」があり、気品と優美さを兼ね備えていた。とくに「突き」と「蹴り」を組み合わせて繰り出される連続技は、一見「柳」のように「しなやか」であるが、相手が触れた瞬間に「ムチ」のような「切れ味」と「威力」で圧倒してしまう。その「佇まい」はまさに「朱雀」を彷彿させる。

 

 気性も穏やかで、恐らく「四神」の中で一番優しかった先生である。組手稽古の際も、決して拳で顔面を叩くことはせず、掌底で常に打撃をコントロールしていた。

 

 俳優としての一面も持ち、現在の「オヤジ世代」が少年時代に夢中になっていた「戦隊ものシリーズ」には多数出演しており、その「朱雀」のように「華麗な技」の数々を披露していた。

 

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