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一睨必逃! 顔面凶器!

「鬼の黒崎」と呼ばれ、目白ジムを立ち上げ、日本キックボクシング界を代表する名チャンピオンを多数生み出した。特に外国人として初のムエタイ王者となった藤原敏男を育て上げ、「打倒ムエタイ!」を成し遂げたことは歴史の1ページに名を残す功績である。

 

 大山道場時代の組手稽古では先輩たちが「元立ち」を務め、後輩たちを代わる代わる相手するのだが、なぜか黒崎健時先生の前には人がならばなかったそうである。

 

 厳しい指導から「コワモテ」を連想するが、実生活では非常に博識でユーモアに富んでいた。

 

 渡邊一久総師範曰く、

 

「黒崎先輩は顔自体が「凶器」なんだ。あの目で睨まれたら、走って逃げ出してしまうよ」

 

「ヘビに睨まれたカエル」ならば動けなくなるところだが、その「眼力」はひと睨みで相手が走って逃げ出すほど。まさに「白虎」のひと睨み。

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