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 稀 代 の 業 師!

「朱雀」石橋雅史先生の日大剛柔流空手部の後輩にあたる。石橋雅史先生同様に大学空手部の主将をしながら大山道場にて指導を行った。

 

「今日は南本と組手をするから気を付けないといかんな」と大山倍達先生も気を引き締める「業師」南本一郎先生。

 

 相手の攻撃を誘い込む「仕掛け」は超一流で、相手の「虚」をついたり「裏」をとったり。その技は「亀と蛇」の頭を持つ「玄武」のようである。

 

 大山道場の自由組手に「直接打撃」(〝倒すため"の顔面や急所への攻撃)を取り入れたのは何を隠そう「玄武」南本一郎先生である。それまでは「ある程度」の加減は「暗黙の了解」であり、石橋雅史先生のように掌底などでコントロールをされていた。

 

 もちろん「禁じ手」無しでの「直接打撃」である以上、大変な危険が伴うので諸先生方は(それなりに)手加減をしていたのは当然であるが・・・。

 

 渡邊一久総師範曰く、「組手のときに(一応)手加減はしてくれるが、正確に急所を突いてくるので手加減している意味がない!」そうである。

 

 

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